翻訳会社への就職活動

私は留学の経験があり、英語はかなり達者な方だと思う。話すことはもちろん、読み書きも一定のレベルは越えている。私は、このスキルを活かして、翻訳会社へ就職しようと考えていた。就職活動のときには、翻訳会社に絞って会社を訪問し、エントリーした。その甲斐があって、第一志望だった会社に内定をもらうことができ、私の就職活動は成功に終わった。
私も翻訳の仕事をしたことがあるが、翻訳会社の社員に求められる能力は外国語の読み書きは当然のことで、むしろ国語力が重要であると思う。そして最も重要なことは語学力は尚のこと、政治、経済、貿易など様々な分野の専門的な知識を持った社員や外部スタッフを抱えているかどうかであると思う。いくら語学力があっても専門的な知識を持ったスタッフがいなければ、翻訳会社として成り立たないと思う。
 洞爺湖有珠山(とうやこうすざん)(北海道)、糸魚川(いといがわ)(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸。この四つに共通するものは何でしょうか。
 聞きなれない言葉だと思いますが、おととしから昨年にかけて、「世界ジオパーク」に認められた地域です。ジオパークとは、科学的にみて特別に重要で貴重、または美しい地質遺産が複数ある「大地の公園」。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の指導で7年前に始まり、世界に77あります。
 洞爺湖有珠山と島原半島は火山、糸魚川は断層の糸魚川−静岡構造線で有名ですね。兵庫、鳥取、京都の3府県にある山陰海岸は、大陸から日本列島が分裂して日本海が生まれた2500万年前にさかのぼる地殻変動でつくられた地形・地質がたくさんあるのです。
 ジオパークには、そういう遺産を観光資源に活用することで地域を活性化するという目的があります。4年ごとに審査され、「地域との共生」に取り組まず、せっかくの遺産をほったらかしにすると、認定が取り消されます。
 砂丘、鳴き砂、リアス式海岸、棚田、ブナ林、コウノトリ、バイカモ群落、玄武洞、温泉……。
 写真は、国の天然記念物に指定されている香住海岸の鎧(よろい)の袖(そで)付近の絶景です=昨年10月、本社ヘリから小関勉撮影。幅200メートル、高さ70メートル、斜度70度の断崖(だんがい)は、1000万〜300万年前の火山活動で形成されました。
 このように生物と自然が多様な一方、北但馬地震(1925年)、北丹後地震(1927年)、鳥取地震(1943年)の被災地でもあったのです。
 日本ジオパークネットワークには、霧島も入っています。霧島山系の新燃岳(しんもえだけ)は噴火活動が活発です。地球が大きく動くと自然災害が起き、いたましい被害が出ます。それでも、復興後の姿も遺産になるのです。地球本来の営みの地震や噴火を人間は受け入れないといけないことも教えるジオパークは、「地球活動遺産」とも言えるでしょう。
 世界ジオパークの設立からかかわるエーゲ大学准教授のニコラス・ゾウロスさんは、神戸でのシンポジウムで「山陰海岸の多様性は大きい。3府県が一緒に一つのアイデンティティーを確立すれば、ジオパークの見本となる」と。これほどの賛辞はありません。
 3府県は関西広域連合のメンバーで、ドクターヘリの共同運航もしています。府県の境を越える一体性を、このジオパークの運営でも見せてくれればと思います。
 山陰海岸のこの時期の旬はカニ。これも食のジオパークです。なぜ、冬の味覚が豊かなのか。そう考えながら旅することも、ジオパークの魅力ですね。【神戸支局長・二木一夫】
〔神戸版〕

2月21日朝刊

【関連記事】
新燃岳噴火:マグマだまりに膨張兆候 東京大地震研が解析
新燃岳:18日夕に爆発的噴火 12回目
新燃岳噴火:緊急研究費3800万円 文科省
新燃岳:都城市、渓流31カ所の状況調査
新燃岳噴火:都城市が避難勧告解除 宮崎


 センバツ開幕まで1カ月余となり、練習にも一段と熱が入る加古川北に北海道限定商品の乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」(メグミルク)が届いた。「試合に勝つ」「受験に勝つ」の縁起担ぎで、スポーツ選手や受験生に人気の高い商品だけに、選手たちは「これで初戦突破は間違いない」とうれしそうに飲み干していた。
 送り主は2年生が修学旅行期間中の今年1月15日に、農業の1日体験でお世話になった北海道由仁町、豊作会農園の前田直樹さん(48)。前田さんの農園には都倉健司主将ら野球部員4人が訪れ、精米や雪かきなどを体験した。当時はまだセンバツ出場は決まっていなかったが、選手たちが「もしかしたら選ばれるかもしれない」などと話していたことを覚えていた前田さんが、出場が決まった選手たちの健闘を祈って贈った。
 農園のホームページでも加古川北のセンバツ出場を祝福している前田さんは「カツゲンを飲んだら勝ったようなもんだ。ぜひ甲子園で頑張ってほしい」とエールを送っていた。都倉主将はミーティングで「兵庫から遠く離れた北海道でも応援してくれている人がいるということを忘れずに、センバツに向けて頑張ろう」とナインに語りかけた。【山川淳平】
〔播磨・姫路版〕

2月21日朝刊

 ◇灯り今年も 支えに感謝、つながり再認識
 大学入学直後にJR福知山線脱線事故(05年4月)に遭い、両足に障害を負った伊丹市職員、山下亮輔さん(24)が20日、阪急伊丹駅近くの三軒寺前広場で、仲間とともにキャンドルをともすイベント「灯(あか)りでつながる夜」を開催した。昨年に引き続き2回目。事故の被害者だけでなく、イベントを知って集まった多くの参加者が日ごろ自分を支えてくれている人への感謝の思いを込めてキャンドルに火をともしていた。
 この日は、計1500個のキャンドルを準備。うち約200個のキャンドルで、事故が起きた日付「4・25 2005」とハートを表現。参加者はその周りに円を描くように、キャンドルを置いていった。
 山下さんは脱線した電車の1両目に乗車。18時間後に救出されたが、長時間の圧迫で筋肉が壊死(えし)し、毒素が全身に回る「クラッシュ症候群」などのため約10カ月入院した。今でも両足首が動かず、つえを使う生活だが、休日や夜を利用して、事故を乗り越えた経験を講演する活動を続けている。事故の経験を多くの人の支えで乗り越えてきた山下さんは「つながりの大切さを再認識してもらえたら」と話した。
 事故で重傷を負った増田和代さん(41)は「事故が起こったのは悲しいけど、事故をきっかけに出会えた人もいる。私自身、人生の新たな夢を見つけることができた。1人じゃ何もできないと改めて感じた」と話した。【大沢瑞季】
〔阪神版〕

2月21日朝刊

【関連記事】
村上春樹芦屋大検定:難問に満点なく、でも理解深まる ファンら227人挑戦 /兵庫
尼崎の塚口中央市場火災:火元や原因、特定急ぐ 尼崎北署、現場検証 /兵庫
ミュージックフェス:音楽で心一つ−−西宮「いずみ園」 /兵庫
第83回センバツ:プラカードでエール 武庫川女大付高書道部、揮ごう練習 /兵庫
ひょうご東西南北:三田特産、ウド本格出荷へ /兵庫